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2011-11-20 18:09:22
ベナン:教皇、ウィダの神学校に故ガンティン枢機卿の墓を訪問
教皇ベネディクト16世は、19日、ベナンのウィダで教会関係者と交流された。
コトヌーからウィダに入られた教皇は、市内のサン・ガル神学校に向かわれた。
同神学校にはベナン出身で、教皇庁司教省長官、ラテンアメリカ委員会議長、また枢機卿会主席を務めた故ベルナルディン・ガンティン枢機卿(1922-2008)の墓がある。教皇は、かつて教皇庁で共に働いたガンティン枢機卿を敬愛をもって思い起こされ、墓前で深い祈りを捧げられた。
続いて神学校内で行われたベナンの司祭・神学生・修道者・信者らとの出会いの席で、教皇は、平和・正義・和解という3つの精神は、キリスト者の生活にとって福音的基盤となるものと述べ、それぞれの立場からその精神を証しし、真の信仰と聖性ある生き方を通して新しい世界の構築に貢献して欲しいと皆を励まされた。
特に司祭らに対し教皇は、透明な水晶のようにキリストから受け取る光を自分の中に満ちさせ、その光を人々に反射させる存在となるように、修道者には清貧・貞節・従順という究極の選択をもって神と御言葉への渇きを追求するように、そして信者には日常生活のただ中で「地の塩、世の光」として生きるようにと願われた。
この後、教皇はウィダの大聖堂で、2009年10月にバチカンで開催されたアフリカ・シノドスの参加司教らとお会いになった。教皇はここで、アフリカ・シノドス後の使徒的勧告「アフリチェ・ムヌス」に署名。この使徒的勧告は翌20日、コトヌーで行われるミサの中で、同大陸の司教たちに手渡される。
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