2011-11-20 18:55:13

ベナン司牧訪問:教皇と子どもたちとの出会い、聖体と祈りの大切さを説く


ベナン滞在中の教皇ベネディクト16世は、19日、コトヌーの児童施設と小教区を訪問された。

同日夕方、ウィダからコトヌーに戻られた教皇は、マザー・テレザが創立した神の愛の宣教会が運営する児童施設「平和と喜びセンター」を訪れた。

小教区・聖リタ教会に隣接するこのセンターは、身寄りのない子どもたちと病気の子どもたち数十人の世話に当たるほか、地域の貧しい子どもたちに支援を行っている。

センターに到着された教皇は、鈴なりの信者たちの熱い歓迎を受けられた。センターと教会周辺は色とりどりの花や、旗や横断幕で飾られ、子どもたちをはじめ、人々たちは歌とダンスで教皇の訪問に大きな喜びを表した。

教皇は、センターで生活する小さな子どもたち一人ひとりを祝福され、子どもたちの披露するダンスを喜ばれた。教皇は子どもたちと修道者と共に主の祈りとアベ・マリアを唱えられた。

続いて、教会に向かわれた教皇は、ここでも地元の子どもたちの元気な歓声に迎えられた。

教皇は子どもたちを前に短い講話を行われ、この中で初聖体と祈りの大切さを教えられた。

教皇はご自分の初聖体の思い出を、人生の最も素晴らしい日の一つとして振り返り、それはお祝いのご馳走や服や贈り物のためではなく、初めてイエス・キリストを自分の中に受け取った日だったからにほかならないと話された。

「聖体を受けることは、イエスが自分の中に住みに来られること」と説明された教皇は、「イエスを愛をもって迎え入れ、その言葉に注意深く耳を傾けなければいけません」と述べられた。

また、「祈りとは何でしょうか」と問われた教皇は、それは「イエスのようになりたいという気持ちと共に、私たちの天の御父に上げる愛の叫びです」と説かれた。

「イエスは皆さんを愛しておられます」と子どもたちに呼びかけながら、教皇は両親たちと祈る機会を持つように勧められた。








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