2011-11-18 11:13:03

教皇、アフリカ・ベナン司牧訪問へ出発、シノドス後の指針提示とベナン福音宣教150年を機会に



教皇ベネディクト16世は、18日、アフリカ・ベナンへの司牧訪問に出発された。

これは現教皇登位後の海外司牧訪問としては22回目、アフリカ訪問としては2009年3月のカメルーンとアンゴラに続いて2度目となるもの。

先のアフリカ訪問と今回の訪問は、いずれも2009年10月にバチカンで開催された第2回アフリカのための特別シノドス(代表司教会議)に結びついている。

アフリカ・シノドスを前にした2009年の訪問で、教皇はカメルーンで同シノドスの討議要綱を司教らに手渡されている。

一方、今回の訪問では、同シノドスで話し合われた成果をベースに、教皇がこれからのアフリカの教会の指針として起草した「アフリカ・シノドス後の使徒的勧告」を現地司教らに託すことを目的としている。

また、今年はベナンの福音宣教150周年を記念することから、同国のカトリック教会とその喜びを共にし、教会関係者と信者たちを励ますことを教皇は望んでおられる。

教皇のベナン滞在は、18日から20日までの3日間。同国南部海岸地域のコトヌーとウィダの2都市を訪問される。

初日、18日(金)午前、特別機でローマを出発された教皇は、午後、到着したコトヌー国際空港で歓迎式に臨まれる。この後、コトヌー司教座大聖堂を訪問される。

2日目、19日(土)午前、コトヌー市内での、ベナン政府関係者・同国駐在外交団・諸宗教代表者らとの出会い、大統領表敬訪問に続き、第2の訪問地ウィダに移動。同地の神学校に、故ベルナルディン・ガンティン枢機卿の墓を訪問。神学校内で司祭・神学生・修道者と交流される。正午頃、ウィダの司教座大聖堂で教皇は「アフリカ・シノドス後の使徒的勧告」に署名。夕方、コトヌーに戻られ、神の愛の宣教会が運営する恵まれない子どもたちのためのセンターおよび小教区を訪問。夜、市内のバチカン大使館でベナンの司教団とお会いになる。

最終日、20日(日)午前、教皇はコトヌーの競技場でミサを捧げられ、この中でアフリカ司教協議会代表者らに「アフリカ・シノドス後の使徒的勧告」を手渡される。この後、アフリカ特別シノドスのメンバーと昼食。午後、教皇はコトヌー国際空港での送別式を経て、ローマへ。同日夜、バチカン宮殿に戻られる。








All the contents on this site are copyrighted ©.