2011-11-09 18:11:22

「神の掟は道を照らす光」教皇一般謁見・カテケーシス要約(2011.11.9)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

キリスト教的祈りをめぐる今日のカテケーシスでは、詩編119番に目を向けましょう。この詩編は、神の律法「トーラー」を荘厳にたたえる詩編です。

同詩編は22連からなり、それぞれの連はヘブライ文字のアルファベット(22字)の一字から始まっています。

詩編作者は、光と生命と救いをもたらす神の法に対する愛を歌います。

その歌の中には、神の御言葉に心を開く真心からの祈り、賛美、嘆き、心の動きが披瀝されています。

この詩編を歌う時、キリスト者は、神の御旨への従順の模範である聖母マリアを、また神の法の完成であるイエスを見つめるのです。詩編作者の神に対する篤い心の顕著な例は、彼の言う「主はわたしの分け前」(57節)という言葉の中によく現れています。

私たちはこの言葉を特に司祭たちの独身生活にあてはめて考えることができます。司祭の生活のすべては、全面的に主と神の御国に奉献されているからです。

さらに、それは一般信者にもあてはめることができます。信者たちも皆キリストの司祭職に参与し、毎日福音の証しをもたらすよう招かれているからです。

主が、ご自身に対するより大きな愛を私たちに与えてくださいますように。そうするならば、私たちもこの詩編作者のように、主の言葉を「私たちの足元を照らすともし火、道を照らす光」とすることができるでしょう。








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