2011-10-26 19:06:18

アッシジ平和祈祷集会を前に祈りの集い


教皇ベネディクト16世は、諸宗教代表者らによるアッシジ平和祈祷集会を翌日に控えた26日、バチカンで精神的準備の祈りの集いを行われた。

水曜恒例の一般謁見に代わって催されたこの集いには、ローマ教区の信者をはじめ、世界各国からの巡礼団が参加。雨がちな空模様と参加者多数のため、パウロ6世ホールと聖ペトロ大聖堂の2ヶ所が会場となった。

前半のみことばの祭儀に、教皇と世界各国語による平和を求める祈りが続いた。

教皇は「不安な人類に真の平和の賜物を与えてください」と、世界に平和と正義を神に祈ると共に、「神に向かって歩む者は、おのずと平和を伝え」「平和を築く者は、おのずと神に近づく」と強調。それゆえに、アッシジの集いでは諸宗教代表者だけではなく、すべての信者が祈りを共にすることが大切と述べられた。

キリストの平和の王国は、権力でも、暴力でもない、敵にさえ向けられる究極の愛の力によって広がると説いた教皇は、イエスは武器ではなく十字架の力でこの世に打ち勝ったのであり、十字架はその勝利を保証するものと話された。

教皇は翌日のアッシジでの出会いが、諸宗教間の対話を促進し、そこにもたらされた光が皆の心を照らし、怨恨には赦し、分裂には和解、憎しみには愛、暴力には柔和がとって代わることで、世界に平和が広がるようにと祈られた。








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