2011-08-23 18:54:28

WYDマドリッド:教皇、障害者ケアセンターを訪問


教皇ベネディクト16世は、マドリッド滞在中の20日、サン・ホセ障害者ケアセンターを訪れた。

聖ヨハネ・ア・デオ(神の聖ヨハネ)が創立した聖ヨハネ病院修道会が運営するこの施設は、1899年、同会の聖ベネデット・メンニと協力者によって始められた。

教皇との集いには、200人の子どもたちをはじめとする心身障害者とセンターの関係者らが参加した。

教皇は、「人間性の大きさは本質的に「苦しみ」および「苦しむ人」との関係によって定義されます。苦しむ人々を受け入れることのできない社会、苦しみを分かち合うために貢献できない社会は、冷酷で非人間的な社会です」と回勅『希望による救い』の言葉を引用。

若い心身障害者たちに寄添う家族や修道者、医療チームやボランティアの人々に、教皇は「皆さんの生活と献身は、神がなさったように、苦しむ人に憐れみを抱き、愛をもって接するという、人間のあるべき偉大な姿を世に示すものです」と励ましをおくられた。

また、「皆さんは、この若者たちの命が表す計り知れない善を、身近な人々、そして全人類に証しする役割を持っています。この若者たちの存在は、非常に神秘的かつ現実的な方法で、私たちの冷たくなった心に、救いへと開かれた優しさを生み出させてくれるのです」と述べた教皇は、人の心を変えるこの若者たちに出会えたことを私たちは神に感謝していると話された。

「親愛なる皆さん、一人ひとりの命のかけがえのない尊厳がたびたび冒される現代社会において、皆さんの存在が必要です。皆さんは愛の文明の構築に参与しているのです」と述べ、教皇は祈りと共に皆に祝福をおくられた。








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