2011-08-17 19:30:37

世界青年の日マドリッド大会始まる


カトリック教会の「第26回世界青年の日(ワールドユースデー、WYD)」大会が、16日午後、スペインの首都マドリッドで開幕した。

「世界青年の日」はカトリックの若者の祭典。教皇ヨハネ・パウロ2世は、1985年3月31日の受難の主日に、国連の国際青年年に向けたメッセージを発表。翌年、毎年受難の主日(復活祭直前の日曜日)を「世界青年の日」として記念するよう定めた。

「世界青年の日」には、毎年行われる教区レベルの記念日と、これに並行して数年ごとに開催される国際レベルの大会がある。最初の「世界青年の日」は、1986年にローマをはじめ各教区で行われた。一方、国際大会はこれまで、ブエノスアイレス(アルゼンチン・1987)、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン・89)チェストコーワ(ポーランド・91)、デンバー(米・93)、マニラ(フィリピン・95)、パリ(97)、ローマ(2000)、トロント(カナダ・2002)、ケルン(独・2005)、シドニー(オーストラリア・2008)で開催されている。

WYDマドリッド大会は、世界青年の日としては26回目、国際大会としては11回目。教皇ベネディクト16世が参加する大会としては、3回目のものとなる。

今回のマドリッド大会は、「キリストに根を下ろして造り上げられ、信仰をしっかり守りなさい」(コロサイ2,7)をテーマに、8月16日(火)から21日(日)まで開催され、その行事は、18日(木)の教皇ベネディクト16世の現地入りから、21日の閉会ミサにかけていくつかの大きな頂点を迎える。

16日の夕方、世界青年の日はマドリッドのシベレス広場で、マドリッド大司教・スペイン司教協議会議長アントニオ・マリア・ロウコ・ヴァレラ枢機卿の司式による開会ミサと共に、正式に開幕した。このミサは、WYD創始者である福者ヨハネ・パウロ2世をはじめ、今大会の保護者とされた10人の聖人たちに捧げられた。

マドリッドには、世界137カ国の若者たちが続々と到着。開会ミサは30万人の青年たちが参加、広場と周辺は人であふれた。

今後行われる教皇参加の行事に向けて、参加者は大きく増加することが予測される。








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