2011-07-18 18:02:56

教皇「干ばつと飢饉に苦しむソマリアに支援を」



教皇ベネディクト16世は、カステルガンドルフォの離宮で17日、日曜正午の祈りの集いを持たれた。

この席で教皇は、アフリカの角地域、特に深刻な干ばつと一部地方での大雨で人道的危機に直面したソマリアのために支援をアピールされた。

飢饉のために食糧と助けを求めて避難する多くの市民の状況に触れながら、子どもたちをはじめとするこれらの苦しめる人々に、連帯と緊急の支援を国際社会に訴えられた。

集いの説教では、教皇はこの日の福音朗読箇所である「天の国のたとえ」(マタイ13,24-30)を取り上げられた。

ここでイエスは天の国のたとえとして、畑に、主人によって蒔かれた良い種を由来とする麦と、人々が眠っている間に敵が蒔いていった毒麦の両方が育ったが、刈り入れの時、毒麦は焼かれ、麦は倉に入れられるという話をする。

教皇は、天の国とは私たちの上にある高さを意味するだけでなく、人間の内面の無限の広さをも意味していると指摘。イエスはこのたとえを通して、私たちの中に蒔かれた小さく隠されたもの、しかし非常な生命力を持ち、あらゆる障害を越えて育ち実を結ぶものを理解させようとしていると話された。

そして、その種は、命の畑が神の御旨に沿って育てられた時にのみ良い実を結ぶのであり、私たちは洗礼の日に受けた恵みを守り、主への信仰に培われることで、命の畑に悪が根を張ることを防がなくてはならないと説かれた。








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