2011-07-14 18:22:38

中国で教皇の委任無しの司教叙階、教皇庁「苦しみと憂慮」表明



教皇庁広報局長フェデリコ・ロンバルディ神父は、中国で14日行われた教皇からの任命を持たない司教叙階に対し、普遍の教会の一致に反するものであり、苦しみと憂慮をもって事態を注視すると述べた。

この日、広東省汕頭で行われたヨセフ黄炳章神父の司教叙階は、教皇ベネディクト16世の委任無しで行われた。叙階式には、教皇との交わりにある幾人かの司教が、拒否にもかかわらず参加を強制された。

中国では、6月29日にも四川省楽山において同様の教皇の任命を得ない司教叙階が行われており、今回の出来事は中国のカトリック教会全体に新たな傷を加えることになった。

教皇庁は、先月末の非合法な司教叙階に対し、7月4日付で声明を発表。この中で、教皇の委任無しで叙階された司教はカトリック司教区を司牧する権限を持たず、教皇庁はその司教を該当教区の司教と認めないこと、不当な叙階を行った司教らは教会法に基づく重い処罰を負わされること、教皇の委任のない司教叙階は教皇の精神的役割と直接対立し、教会の一致を損なうものであること等を明示している。









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