2011-06-24 18:52:21

コルプス・ドミニ:教皇によるミサと聖体行列


典礼暦でキリストの聖体(コルプス・ドミニ)の大祝日を迎えた23日、教皇ベネディクト16世は、ローマ教区司教座聖堂、ラテランの聖ヨハネ大聖堂でミサを捧げられた。

「キリストの聖体」の祝日は、「パンとぶどう酒の形色の下に復活して今も生きるイエス・キリストの現存」を称え、「聖体拝領において信者の霊的食物として与えられるキリストの御体と御血」を賛美する日。1264年、教皇ウルバヌス4世によって、全教会の祝日として定められた。三位一体の主日の直後の木曜日に祝われるが、日本を含む多くの国のカトリック教会では、三位一体の主日から一週間後の日曜日に記念される。

ミサの説教で教皇は、聖体は人をイエスに似た者とし、人はイエスの跡をたどりながら、苦しむ兄弟たちをはじめとする他の人々に向けて自分を開き、人類の一致の道具となることができると話された。

ミサ終了後、この大祝日の伝統行事である聖体行列と聖体降福式が行われた。

聖体行列は、純白の衣装をつけた初聖体の子どもたち、色とりどりの幟(のぼり)を掲げた信心会の人々らを先頭に、聖ヨハネ大聖堂から聖マリア大聖堂に向かうメルラーナ通りを、ゆっくりと上っていった。教皇は列の最後尾の天蓋つきの車の上で、聖体への礼拝を続けられた。

聖マリア大聖堂前広場に行列が到着した後、聖体降福式が行われた。聖体を賛美する聖歌「タントゥム・エルゴ」の合唱に続き、教皇は聖体顕示台を高く掲げ、会衆に祝福をおくられた。








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