2011-05-02 17:42:22

ヨハネ・パウロ2世列福、感謝のミサ


ヨハネ・パウロ2世の列福式の翌日、2日午前、バチカンで感謝のミサが捧げられた。

聖ペトロ広場で行われたミサには、前日の列福ミサに集った巡礼者たちが多数参列した。

ミサを司式したバチカン国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿は、説教で、「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか」「主よ、わたしがあなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます」(ヨハネ21,17)という、イエスとペトロの対話を取り上げながら、福者ヨハネ・パウロ2世の生き方と使命を決定づけていったのは、人間の存在全体を問い続ける、神とのこの対話ではなかったかと話した。

キリストとの深い対話に貫かれたヨハネ・パウロ2世は、「わたしの羊の世話をしなさい」とイエスから使命を託されたペトロのように、教会への奉仕に忠実であったと同時に、神と人に完全にその人生を捧げたと、「信仰の人」「祈りの人」であった前教皇を振り返った。

そして、優れた「司牧者」「証し人」「教皇」「聖性の人」として、福者ヨハネ・パウロ2世を教会に与えてくださった神に感謝を捧げた。

また、このミサでは、福者ヨハネ・パウロ2世の元秘書であったスタニスラウ・ジヴィッチ枢機卿が、前教皇列福の恵みに大きな喜びを表すと共に、この列福式に関わったすべての教会・行政関係者に全巡礼者を代表して心からの感謝を述べた。








All the contents on this site are copyrighted ©.