2011-03-24 14:51:23

ブリンディジの聖ラウレンチオをテーマに、教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで23日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇はブリンディジの聖ラウレンチオ(ロレンツォ・ダ・ブリンディジ)司祭教会博士(1559-1619)を紹介された。

教皇によるカテケーシスの要約は以下のとおり。


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親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日のカテケーシスでは、16世紀から17世紀初めに活躍したカプチン会士、ブリンディジの聖ラウレンチオを考察しましょう。

ブリンディジの聖ラウレンチオは、博識と雄弁によって人々の魂の救いのために疲れを惜しまず活躍しました。 特に伝統的な信仰の教えに疑問や問題が投げかけられた時代にあって、聖ラウレンチオはその類まれな才能を駆使し、教会の教えに堅固な聖書的・教父学的土台を与えました。

また、聖ラウレンチオは、平和の聖者・聖フランシスコの息子であるフランシスコ会員として、敵対する国々やヨーロッパの諸民族間に平和と和解を実現するための英雄的な努力を惜しみませんでした。聖ラウレンチオの教えは、暴力や、倫理的相対主義、また宗教的無関心にこれほど冒されている現代においても、最高の模範であり教訓です。

新しい福音宣教においても、キリストの福音の光と美しさを各人の心の奥底に到達させるために、聖ラウレンチオのような、よく準備され、熱意に満ちた勇敢な使徒が必要とされています。

親愛なる友人の皆さん、このような崇高な召命を実現するために、聖書を読むことと祈りを通しキリストとの親密な交わりをますます深め、主イエス・キリストにより近づくことができるよう、聖ラウレンチオの助けを願いましょう。なぜなら、私たちの善い業は、すべて主において始まり、主において終わるからです。
 







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