2011-03-04 18:37:36

新しい宣教をテーマとしたシノドスの指針書発表


来年バチカンで予定される世界代表司教会議(シノドス)第13回通常総会の指針書が、4日、発表された。

次回のシノドスは、「キリスト教信仰を伝えるための新しい福音宣教」をテーマに、2012年10月7日から28日まで開催される。

リネアメンタと呼ばれる指針書は、このシノドスの性格、方向性を浮かび上がらせると共に、具体的な討議内容の検討に向けて、活発な意見交換を行うことを目的としている。巻末には会議参加者に向けた詳細な質問書が添付され、シノドス準備にあたる関係者らは、この回答を参考にしつつ、討議要綱を作成することになる。

発表された指針書は3章からなる。

導入では、前回の中東のための特別シノドス閉会時に、教皇によって「キリスト教信仰を伝えるための新しい福音宣教」をテーマとしたシノドス開催が発表されると共に、教皇庁に「新福音化推進評議会」が創設された経緯に言及している。

そして、今日の世界における新しい福音宣教の緊急な必要性、福音宣教への義務等が記されている。

続いて、「新しい福音宣教とは何か」、その意味を考えると共に、新たな福音宣教が必要とされる様々な文化的・社会的背景が分析されている。

さらにキリストの福音を宣言するために、キリストとの出会い、信仰教育、みことば、地方教会などのテーマを考察。

また、洗礼・堅信・聖体の秘跡の重要性、家庭・教育者・宣教者の育成に注意を向けさせている。







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