2011-02-04 18:40:13

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2011.2.2)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

このカテケーシスでは、16世紀の偉大な聖女、カルメル会改革者、そして教皇パウロ6世によって教会博士として宣言された、アビラの聖テレジアを考察しましょう。

聖テレジアは20歳の時、スペイン・アビラのカルメル会修道院に入会しました。修道院での霊的生活を深めるにつれ、カルメル会改革の理想を抱くようになりました。後に 十字架の聖ヨハネの助けを得て、スペインのいたるところに改革カルメル会修道院を創立しました。

彼女の著作は今日でも多くの人々に多大な影響を及ぼしています。聖テレジアの「自叙伝」「完徳の道」 、そして「霊魂の城」といった著書は、彼女の深いキリスト中心的霊性と、豊かな人間的な体験をよく表しています。

聖テレジアは福音的また人間的徳は真のキリスト教生活の土台であると考えています。

聖テレジアはキリストの人性 に自分自身を深く一致させる努力をし、キリストの受難の観想と、聖体の秘跡におけるその現存を非常に重要視しました。

また、彼女は、祈りとはキリストとの親しい友情の交換であると教え、それによって人は至聖なる三位一体の神とのより親密な一致に至りつくことができると強調しました。

聖テレジアはその生涯においても、またその死においても、教会への無条件の愛を抱き、それを示しました。

アビラの聖テレジアの模範とその祈りが、私たち一人ひとりの祈りへの忠実をますます大きなものとし、その祈りを通して主とその教会への愛をさらに強め、兄弟姉妹たちに対する愛徳をより完全なものとしてくれますように。







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