2011-01-05 17:38:40

「幼子イエスを心に受け入れ、救いの神秘の現存を知る」教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで5日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

新年最初のこの謁見で、教皇は主の降誕とそれに続くお祝いの期間を精神的に有意義に過ごすよう信者らに勧められた。

講話で教皇は、降誕祭は今日においても教会のあらゆる祭日の中で最も人々を惹きつけるものであるが、それはすべての人がある意味でイエスの誕生が人間の最も深い願いと希望と結びついていることを直感しているからであろうと述べられた。

そして、消費主義はこの人間の内面の郷愁から気をそらしてしまうが、満ち満てる命を私たちに与えるために神が世にもたらしたこの幼子を心に受け入れようとするならば、むしろクリスマスの装飾の光は、神の受肉と共に降りてきた光の反映と感じることができるだろうと話された。

神の御子の受肉を祝うことは、単に過去の出来事を記憶するのではなく、救いの神秘を現在のものとすることに意味があると教皇は強調。

降誕祭のこの時期は、主の謙遜と貧しさ、人間に対する優しさと愛に倣うように招くだけでなく、特に人間の体をとって私たちの間に入ってこられた主によって、自分を完全に変容させるよう委ねることが大切であると説かれた。







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