2011-01-04 18:21:13

神の母聖マリア大祝日:教皇「宗教的差別・不寛容に負けず、平和推進の努力を」
 


2011年の元日を迎え、教皇ベネディクト16世はバチカンで、神の母聖マリアの大祝日と、「第44回世界平和の日」を記念するミサを捧げられた。

ミサの説教で教皇は、一年の最初の日、神が始まったばかりの新しい年を祝福してくださるよう願うと共に、世界中のカトリック教会は一致して世界の平和のために祈りを捧げると話された。

この祈りは歴史の最も恐ろしく凶暴な「顔」である戦争や暴力の犠牲となった多くの人々の声を集め、主の降誕の夜に天使が羊飼いたちに告げた平和が、世のいたる場所に及ぶよう神に願い求めるものであると述べながら、教皇はこの祈りが各国の政治責任者を始め、すべての人々の平和への確固たる歩みを助けるものとなるようにと希望された。

教皇は今年の世界平和の日のテーマ「平和への道としての信教の自由」を示しながら、神を必要とし、共有できる普遍の倫理・精神的価値を求める世界に、宗教は正しく平和的な社会・国際秩序の追求・構築のために貴重な貢献をもたらすことができるだろうと指摘。

そのためにも、今日世界で見られる宗教的差別・不寛容に負けることなく、それぞれが平和推進のために祈り、具体的な努力を持続させていかなければならないと呼びかけられた。







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