2010-12-03 18:57:02

「常に対話し続ける神学を」教皇、国際神学委員会メンバーに


教皇ベネディクト16世は、3日、教皇庁の国際神学委員会のメンバーとお会いになった。

同委員会は、先月29日からバチカンで年次総会を開催。「神学とその方法論」「3つの唯一神教の関係における神の問題」「キリスト教の教えから広く捉えた教会の社会教説」の3点をテーマに発表・討議を行った。

教皇は神学者らとのこの集いで、「キリストの中に神の愛を発見した者は、自分を愛してくださる神、そして自分が愛する神をより知りたいと望む」と述べ、神学において知識と愛は互いに支えあうものと強調された。

また、神をその本質において知ることは、キリスト者間、諸宗教者間、あるいは無宗教者との対話を促進し、世界平和の構築に貢献することになると教皇は話された。

「神学者は孤立してはならない」と説かれた教皇は、神学者は教会の歴史と人々とのつながりの中で常に対話し続けるべきと指摘。さらに、教会の司牧者と神学者は互いを必要とし、それぞれの使命において支え合い、補い合うよう招かれていると述べられた。







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