2010-11-04 18:15:48

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2010.11.3)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん。

今日のカテケーシスでは、13世紀のカルトジオ会修道院の修院長そして神秘家、マルグリット・ドワンについて考察しましょう。

マルグリットの著作は、初期プロヴァンス語の好例とみなされています。彼女の作品はすべてカルトジオ会の創立者、聖ブルーノの深い霊性に満たされ、彼女の神への愛における鋭い感性をよく表しています。

マルグリットは、人生とは私たちが完全にキリストのようになるための歩みだと捉えています。そして、特にキリストの救いをもたらす受難の観想こそ、最高の道であると唱えていました。

彼女は主の生涯やその言葉、行いは、私たちとって一冊の本のようなものであり、私たちはその本をよく学び、それを心と生活の中にしっかりと刻むべきと考えていました。

マルグリットの著作は、どれも温かい家庭生活から導き出された多くのイメージに彩られ、神への深い愛に根ざした心と、私たちをご自分にますます近く引き寄せ、私たちの心を清めてくださる神の恵みに対する感謝にあふれています。

マルグリット・ドワンの著作と生涯は、特にキリストの十字架上の苦しみにおいて最高に示される神の無限の愛の神秘を毎日黙想するよう私たちを招いています。

そして、その神の愛の中に、私たちの生涯を人々への奉仕に捧げる喜びと力を見出すよう励ましてもいるのです。







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