2010-11-03 18:27:58

諸聖人の日:教皇「眼差しを天に向け、聖性を目指そう」


諸聖人の大祝日を迎えた1日、教皇ベネディクト16世は、正午の祈りを巡礼者と共に唱えられた。

カトリック教会の典礼暦は、11月1日を諸聖人の日とし、天国にいるすべての聖人たちを記憶する。

集いの説教で教皇は、諸聖人を祝いながら、眼差しを天に上げ、天国での命の充満を観想するよう招かれた。

キリスト者の目標である聖性とは、キリストを自分自身に刻むことと述べた教皇は、私たちは天国の諸聖人たちとの交わりのうちにミサ聖祭に与るたびに、聖性の恵みと美しさを前もって味わうことができると話された。

そして、聖人たちは、彼らの地上の生涯を示した伝記の中にとどまらず、死の後も、神の中において生き、働き続けるのであり、神に向かう者は人々から遠ざかることなく、むしろ真の意味で近くにいてくれると説かれた。

教皇はまた、この大きな諸聖人の家族との交わりに勇気付けられて、教会は翌2日にすべての亡くなった信者たちを思い起こす「死者の日」を記念することを紹介。この日の典礼に参加し、墓地を訪問しながら、キリスト教にとっての死は神に同化するための歩みの一部であることを意識するよう勧められた。

この世での親しい人々との別れは確かに辛いが、それを恐れてはならないと教皇は述べ、教会の死者ための祈りに伴われつつ、キリストにおいて結ばれた私たちの深い絆は切れることはないと強調された。







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