2010-10-22 18:19:19

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2010.10.20)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日のカテケーシスでは、チューリンゲンのエリザベトとも呼ばれる、ハンガリーの聖女エリザベトについて考察しましょう。

聖エリザベトは13世紀初頭に生まれました 。彼女の父親はハンガリー王でした。エリザベトは幼い頃から祈りに忠実で、貧しい人々の世話にいそしみ、彼らに対する配慮を怠りませんでした。

彼女は政治的な理由から、若くしてチューリンゲン領主の子息ルードウィヒに嫁ぎましたが、二人はお互いに誠実な愛をもって深く愛し合うようになったのです。そして信仰に強められ、神のみ旨に沿うよう共に努力するのでした。

エリザベトは宮廷での暮らしにも関わらず、決して信仰生活をおろそかにすることはありませんでした。 彼女は豪華な晩餐会に浸るよりは、貧しい人々に食べ物を施すこと、美しい華麗な衣装をまとうよりは、裸の人々に着物を着せることの方をいつも選んでいました。

エリザベトとルードウィヒは、神に対する深い信仰からお互いに宗教的義務を忠実に守るのでした。ルードゥビッヒは若くして死に、残されたエリザベトはますます貧しい人々の世話に努め、最も卑しく困難な仕事を自ら進んで引き受けました。

彼女は修道院を創立し、彼女自身も誓願を守って生き、若くして天に召されました。彼女は、その死の4年後に列聖され、聖フランシスコ第三会の保護者とされました。聖エリザベトの貧しい人々への献身が、私たちにも隣人の中におけるキリストに同じ愛を燃え立たせてくださいますように。







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