2010-10-07 18:36:21

教皇、来年5月にアクイレイアとベネチアを司牧訪問



教皇ベネディクト16世が来年5月に北イタリアのアクイレイアとベネチアを司牧訪問されることが明らかになった。

ベネチア総大司教区の発表によれば、教皇の訪問は2011年5月7日と8日。

この訪問は、同総大司教区が2004年より続けてきた教区全土の司牧訪問を、教皇と教区民との出会いによって完成させ、これを新たな信仰生活への出発の機会とすることを目的としている。

また、2012年にアクイレイアで、北東イタリア、スロベニア、クロアチア、オーストリアのカトリック教会が揃って参加する「アクイレイア第2回教会会議」が予定されている。同会議に向けた「準備年」を、教皇と共に開幕することも、訪問のもう一つの目的となっている。

教皇がベネチアを訪れるのは、1985年のヨハネ・パウロ2世の訪問以来、26年ぶりとなる。ちなみにパウロ6世も1972年に同地を訪問している。

ベネチア総大司教区は前世紀に、かつての総大司教から、ピオ10世(ジュゼッペ・サルト、在位1903 – 1914)、ヨハネ23世(アンジェロ・ロンカッリ、同1958 – 1963 )、ヨハネ・パウロ1世(アルビーノ・ルチアーニ、同1978.8.26 – 1978.9.28)の3人の教皇を輩出している。

一方、アクイレイアの教会は、ローマ時代より東欧宣教の一つの中心となり、中世期に大きく発達、周辺地域の教会の母としての役割を果たした。








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