2010-10-04 17:51:27

パレルモ訪問:教皇、司祭・修道者らとの出会い「人々の信仰を支え、希望を育む」


3日、イタリアのパレルモ市を司牧訪問した教皇ベネディクト16世は、シチリアの司祭・修道者・神学生らとお会いになった。

パレルモの司教座大聖堂で行われたこの集いで、教皇は、青少年の司牧に特に留意し、若者たちがキリストに心を開くことができるように、教会もまた若者たちに積極的に扉を開くよう呼びかけられた。

「司祭とは自分のためではなく、自分に託された信徒たちのためにある」と教皇は述べ、人々の信仰の歩みを支え、希望を育み、キリストの愛に生きるよう勇気付けるその使命を強調。

教皇は、司祭のあり方とは社会の要求と考えによって定義されるのでなく、キリストの司祭職によって定義されるとし、司祭は人々の日常の苦しみに寄添いながら、その目的を常に人々の救いと神の御国という観点に置くべきとも話された。

教皇はまた、観想修道女をはじめすべての修道者たちに、「妥協することなく、イエスに従い続けてください」と呼びかけ、「たとえそれが時に沈黙の中にあっても、皆さんの存在そのものが人々に福音を雄弁に語っているのです」と大きな励ましを述べられた。








All the contents on this site are copyrighted ©.