2010-09-18 17:12:47

教皇、英国国教会のカンタベリー大主教を訪問


教皇ベネディクト16世は、英国滞在2日目、イギリス国教会のカンタベリー大主教と会見された。

教皇は17日午後、ロンドン市内のランベス・パレスにローワン・ウィリアムズ・カンタベリー大主教を表敬訪問、公式の挨拶交換を行われた。

ウィリアムズ大主教はこれまで2006年と2009年の2回、バチカンでベネディクト16世と会見している。

大主教と教皇は兄弟的な抱擁を交わし、共に「主の祈り」を唱えられた。

教皇は挨拶の中で、1960年のヨハネ23世とジェフリー・フィッシャー大主教、1989年のヨハネ・パウロ2世とロバート・ランシー大主教との歴史的な出会いを回想。

そして、エキュメニズムの歩みの中で出会う様々な困難に言及しながらも、英国国教会とカトリック教会間の国際委員会が発足して以来、40年、多方面での対話を通し両教会間に深い友好関係が育まれ続けたことに、大きな喜びを表された。

教皇は19日にバーミンガムで列福式が行われる、ジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿の生涯に触れ、英国国教会の司祭時代に養った教会に対するビジョンを持った同枢機卿が、カトリック教会に移った後も国教会との友好を保ち、真の平和の精神をもって、信仰の一致を深く探求し続けたことを思い起こされた。

ウィリアムズ大主教は公邸に教皇を温かく迎え、英国各地の主教らを紹介。教皇と大主教はこの後、個人会談を行った。







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