2010-09-02 13:34:49

ビンゲンの聖ヒルデガルドを考察、教皇一般謁見「キリストの教会を愛し、奉仕しよう」


教皇ベネディクト16世は、ローマ郊外カステルガンドルフォで1日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

この日の謁見は参加者多数のため、通常の会場である離宮の中庭ではなく、離宮前の広場で行われた。

秋の訪れを思わせる爽やかな空気のもと、広場には世界各国のおよそ5千人の巡礼者が集い、この中には長崎純心大学の学生たちの姿も見られた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は中世ドイツの偉大な神秘家、ビンゲンの聖ヒルデガルド(1098-1179)を取り上げられた。

ヒルデガルドが生きた時代は、世界、教会共に、大きな問題を抱えた時期であった。この中で、ヒルデガルドは神とキリストと教会を心から愛し、そのために生涯をかけて奉仕した。

ヒルデガルドの時代の教会もそうであったように、今日の教会も多くの司祭や信者たちの犯す罪によって傷つけられてはいるが、ヒルデガルドに倣い、今日の私たちもキリストの教会を心から愛し、そのための奉仕を惜しまないようにと、教皇は巡礼者たちに呼びかけられた。

謁見会場の多くの若者たちに教皇は特別な言葉を向け、世界の平和実現のために寛大な心をもって働くようにと励まされた。







All the contents on this site are copyrighted ©.