クラスター爆弾禁止条約発効に教皇の喜び

教皇ベネディクト16世は、１日、ローマ郊外カステルガンドルフォにおける日曜正午の集いで、クラスター爆弾禁止条約（オスロ条約）が同日発効したことに大きな喜びを表された。

同条約発効にあたり、教皇はこれまでクラスター弾によって命を失った人々、体と心に大きなダメージを受け今日も苦しみ続ける人々に思いを寄せられ、人間を傷つけ、投下地の人々の生活の復興を長い間妨げるこの爆弾の被害を許しがたいものとして強調された。

この新しい条約の発効で国際共同体は軍縮と人権の分野の将来に向けて賢明と先見を示したと述べた教皇は、同条約の批准を各国に呼びかけながら、人間の尊厳と命の保護、人類の総合的発展の推進、世界平和の安定とすべての人々の共通善の実現への努力を国際社会にアピールされた。