2010-07-13 15:06:06

「宗教の自由、平和への道」2011年度世界平和の日テーマ


来年度の「世界平和の日」のテーマが教皇庁正義と平和評議会より発表された。

カトリック教会の「世界平和の日」は、ベトナム戦争下の1968年1月1日、教皇パウロ6世が呼びかけた平和への祈りがきっかけとなって創設された。以来、全世界のカトリック教会は、毎年の元日を「世界平和の日」とし、戦争や分裂、憎しみや飢餓などのない平和な世界のために祈っている。

第44回目となる2011年度の世界平和の日に向けて教皇ベネディクト16世が選ばれたテーマは「宗教の自由、平和への道」。

世界各地で、宗教の自由の制限あるいは否定、宗教を理由とする差別や疎外、さらには宗教的少数派に対する迫害や暴力が記録される中、人間の尊厳に深く根ざし、不変の真理の追求に向かう宗教の自由を守ることは非常に重要な課題となっている。

これまで平和を目指す道のりとして、真理、人間の尊厳、世界家族の一致、貧困との闘い、環境保護などのテーマを「世界平和の日」を機会に提示されてきた教皇は、このたび平和への一つの道を完成させる要素として、「宗教の自由」の深い考察へと人々を招かれている。







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