2010-06-05 19:08:47

教皇、キプロスのカトリック共同体と交流


キプロス司牧訪問2日目の5日午前、教皇は同国内のカトリック関係者との交流を深められた。

ニコシア市内の聖マロン小学校の校庭で行われた教皇との集いには、キプロスのカトリック共同体を構成するラテン典礼、マロン典礼、アルメニア典礼の各教会から聖職者、修道者、信者らが参加した。キプロスへのローマ教皇の訪問は初めてとあって、関係者らは大きな喜びに満たされた。

キプロスにおけるカトリック共同体は小さいものであるが、各典礼がその歴史と伝統を大切にし、積極的な司牧を行っている。

教皇はキプロスの信者との温かい出会いに感謝を述べられ、これからもキリストにおける信仰を固く保ち、使徒的伝統に忠実であるよう励ますと共に、皆への祈りと支えを約束された。

特に、教皇は、同国のカトリック教会が他のキリスト教教会間との友好・協力を育てると同時に、キリスト教以外の宗教との対話をも進することで、平和な社会の構築に貢献して欲しいと希望された。

また、北部から訪れたマロン派の信者たちに「キリスト教徒は希望の民です」と話された教皇は、分裂に苦しむキプロス島のために善意の人々の努力を励まし、すべての住民によりよい生活が一日も早く訪れるよう心から祈られた。







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