2010-05-12 16:56:09

教皇、リスボンで市民参加のミサ「ポルトガルの宣教の精神を今日に」


ポルトガル司牧訪問中の教皇ベネディクト16世は、11日夕、首都リスボンでミサを捧げられた。

リスボン市民の教皇の訪問に対する歓迎は非常に熱く、街路では大勢の人々が教皇を迎えたほか、テージョ川沿いのコメルシオ広場で行われたミサの参加者はおよそ28万人と発表された。

ミサの中で教皇は、リスボンから世界に旅立った宣教者たちを思い起こされ、ポルトガルが推した宣教活動が5大陸への地方教会設立と福音の普及に大きく貢献したことを指摘された。

教会の伝統の生きた流れの中でキリストは2千年の彼方ではなく今ここに現存し、真理と光のうちに私たちを未来に導いていると述べた教皇は、旅立つ人、訪れる人の希望の港であるリスボンが「神の希望」を礎に「人類の希望」を築いていくことができるようにと願われた。

また、教皇はポルトガルの教会の歴史に輝く数多くの聖人たちを模範に、それぞれが社会・家庭・文化・経済・政治など様々な場で福音の精神を伝えていくよう希望された。

特に若者たちに対し、イエスとの友情のうちに自らを成長させ、聖体とみ言葉、貧しい人々への関心を大切にしながら、イエスの無償の友情に信頼して喜びのうちに生きるようにと招かれた。

同日夜、歓迎の意を表すために教皇の宿泊先、在リスボン・バチカン大使館前に集った多くの若い信者らに、教皇は心からの感謝を述べ、皆に祝福をおくられた。
 







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