2010-05-12 18:40:01

ポルトガル訪問:教皇、文化人との集いで講演「教会の使命は真理の追求に招き続けること」


教皇ベネディクト16世は、ポルトガル司牧訪問2日目の12日午前、リスボンの文化センターで講演を行われた。

この出会いには、同国を代表する文化人や研究者、芸術家をはじめ、在ポルトガル外交団、カトリック以外のキリスト教教会代表者、諸宗教指導者ら、およそ千人が集った。

教皇はこの講演で、教会の使命は現代の文化において真理の追求に人々を目覚めさせ続けることにあると述べ、相互の尊重に基づく真摯な対話の推進に期待された。

この後、教皇はリスボン市内のバチカン大使館でジョゼ・ソクラテス首相の訪問を受けられた。首相の訪問にはルイス・アマード外相も同行した。

教皇とソクラテス首相の会談では、ポルトガルとバチカンの友好関係および同国内におけるカトリック教会の社会・教育面での貢献が主なテーマとなった。

同日午後、教皇は今回のポルトガル司牧訪問の中心をなすファティマ巡礼のため、リスボンを後にされた。到着時と同様、バチカン大使館前から空港まで見送りの市民の列が続き、教皇も祝福と共に人々のもてなしの心に応えられた。

ファティマの聖母巡礼聖堂到着後、教皇は「出現の礼拝堂」で祈られ、続いて夕べの祈りと、ロザリオの祈りをとり行われる。

そして、ファティマの聖母の祝日である翌13日、教皇はポルトガルや世界各地からの巡礼者と共に、記念のミサを捧げられる。







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