2010-05-11 18:57:36

教皇、ポルトガル司牧訪問へ、リスボンで歓迎式


教皇ベネディクト16世は、11日、ポルトガル司牧訪問に出発された。

4日間の滞在で、教皇は首都リスボン、巡礼地ファティマ、同国で2番目に大きい都市ポルトの3ヶ所を訪れ、公式行事に参加される。

最初の訪問地リスボンに到着された教皇は、シルヴァ大統領の出迎えを受け、空港での歓迎式に臨まれた。

挨拶で教皇は、ポルトガル共和国の成立から100周年を祝うこの年に同国を訪問した喜びを述べられた。

教皇はファティマの牧童、福者ジャチンタと福者フランシスコの列福10周年を機にした巡礼者としてのこの訪問が、人々の信仰生活を強め導くものであるよう願われた。

93年前、ファティマに聖母が出現した出来事を教皇は思いおこされながら、人々が神に扉を閉ざしていた時に、まさにポルトガルに開いたその天は、神が開いた希望の窓であり、聖母は、愛に乏しく希望を持たない人類に救いと希望の源を与える福音の真理を示すためにやって来られたと話された。

生活や世界に対する賢明な視点は、社会の正しい秩序からもたらされると教皇は述べ、世俗的立場と宗教的立場の倫理上の比較ではなく、人間の命に対する本質的な認識を大切にする人々とカトリック教会はこれからも協力していきたいと呼びかけられた。







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