2010-05-10 18:37:02

教皇、11日からポルトガル司牧訪問、ファティマ巡礼「教会と司祭、世界平和のため祈ろう」


教皇ベネディクト16世は、バチカンで9日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

集いの説教で教皇は、5月は、神の栄光をたたえ聖霊の訪れを待つ復活節と重なると共に、伝統的に聖母マリアに捧げられた月であることを指摘された。

教皇は聖母を「神が御子を遣わすことで世に新しい春をもたらされた時に、時の充満の中で現れた最も美しい花」であると同時に、「キリスト教共同体誕生期の謙遜で控え目な主役」と表現された。

この日ミサ中朗読されたヨハネ福音書の「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む」(14,23)というイエスの弟子たちへの言葉は、聖母マリアに最高に当てはまるものであると述べた教皇は、イエスの最初の完全な弟子であると同時に、教会の母、模範としてのマリアを観想された。

教皇は聖母月であるこの5月、11日から14日までポルトガルを司牧訪問し、リスボン、ポルト、そして聖母巡礼聖堂で有名なファティマを訪れることに喜びを表された。

ファティマでは、二人の牧童、福者ジャチンタ・福者フランシスコの列福10年が記念されることを紹介しながら、教皇はこの巡礼に皆も祈りを通して参加し、教会、特に司祭のため、また世界平和のために心を一つにして聖母の取次ぎを願って欲しいと話された。







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