2010-05-05 15:15:29

NPT再検討会議:教皇「核兵器のない世界を目指そう」一般謁見でアピール


教皇ベネディクト16世は、バチカンで5日行われた一般謁見の席で、米ニューヨークで開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に触れ、核兵器のない世界を築く努力をアピールされた。

核軍縮への道を一致して確実に歩むには、それに伴う国際的義務の完全で迅速な履行が不可欠であると教皇は強調。

平和は、力の均衡の上にだけでなく、信頼と義務の尊重の上に成り立つものであると指摘された教皇は、地球上からすべての核兵器をなくすことを目標に、段階的に核兵器削減を進め、核兵器のない地域を生み出して行く取り組みを励まされた。

そして、歴史的な障害を乗り越え、人類の総合的発展と人々の真の熱望をかなえるため、平和のための政治・経済環境を忍耐強く構築して欲しいと、ニューヨークの会議参加者らに呼びかけられた。







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