2010-05-05 18:25:05

イラク:キリスト教徒学生の通学バスを攻撃、教皇、あらゆる暴力を強く非難


イラクのモスルで2日、キリスト教徒の大学生らが乗ったバス3台が相次いで爆破攻撃され、4人が死亡、171人が負傷した。

これらのバスはキリスト教徒の住民が多数を占めるハムダニヤからモスル大学に向かうもので、当日も多くの学生が利用していた。バスは走行中、それぞれが自動車や道脇に仕掛けられた爆弾による攻撃を受けた。

モスルでは少数派のキリスト教徒に対する暴力行為は止まず、危険と生活上の困難が高まる中、多くのキリスト教信者が生まれ育った土地を離れざるを得ない状況に追い込まれている。

教皇ベネディクト16世はモスル大司教に宛てた電報で、多くの死傷者を生んだ今回の悲劇に深い苦しみを表され、暴力行為を強く非難された。

そして、犠牲者の冥福を心から祈ると共に、平和への道を守り、あらゆる暴力を拒否するようすべての善意の人々に呼びかけられた。







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