教皇、マルタ共和国に司牧訪問へ

教皇ベネディクト16世は、17日午後、マルタ共和国への司牧訪問に出発される。

この司牧訪問は、使徒聖パウロのマルタ島での難破・上陸から1950年を記念して行われるもの。

聖パウロが逮捕されローマに護送される途中、船が暴風に襲われ、マルタに漂着、乗船していた人々が同島で手厚い歓迎を受けたエピソードは新約聖書・使徒言行録28章に詳しい。

ベネディクト16世の海外司牧訪問（イタリアを除く）としては14回目になる今回の訪問のテーマは「わたしたちは、必ずどこかの島に打ち上げられるはずです」（使徒言行録27,26）。

２日間のマルタ共和国滞在で、教皇は首都ヴァレッタでのジョージ・アベーラ大統領との会見、ラバトの聖パウロ教会訪問（17日）、フロリアーナで市民参加のミサ、ヴァレッタでの若者たちとの出会い（18日）を行われる。

教皇は18日夜、バチカンに戻られる。