2010-04-07 18:49:54

「復活のキリストの勇気ある証人に」教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで7日、恒例の一般謁見を行われた。

青空に恵まれ春らしい一日となった復活の水曜日、謁見会場の聖ペトロ広場には世界各国の4万人の巡礼者が訪れた。

教皇は滞在中のカステルガンドルフォからこの集いのためにバチカンに向かわれた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で教皇は、キリストの復活をテーマに講話された。

キリストの復活は神の最も偉大な業、神の神秘の最高の実りであり、キリスト者の信仰の基礎であると教皇は強調。キリスト者はこの喜ばしい知らせの熱心で勇気ある証し人とならなければならないと、参加者たちを励まされた。

教皇のカテケーシスの要約は以下のとおり。

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本日の一般謁見は、キリストの復活祭の大きな霊的喜びに満たされています。

教会はキリストの死からの栄光ある復活を祝い続けます。

キリストの復活は歴史における神の最も偉大な力ある業です。この事実はあらゆる想像を超え真に実現した出来事で、信用に値する多くの証人によって証言されています。彼らはこのよきメッセージを全世界に伝える使徒となりました。

十字架につけられて死に、そして復活されたキリストの福音は、いつの時代にあっても絶えず新たに宣言し続けられるべきです。

私たちは誰でもキリストの弟子として、復活されたキリストからキリストを信じる者に贈られた新しい生命の事実とその力とを証しするよう招かれているのです。

聖マルコはその福音の最後のところで「主はいつも使徒たちと共に働かれ、しるしによって、弟子たちの語る言葉を確かなものとされた」(マルコ 16:20)と語っています。

今日もまた、復活された主は私たちと共に働くことを望まれます。それゆえ、私たちは自分たちの言葉の中に主の言葉を反映し、行いによって主の愛の力を表すことができるのです。

この復活節にあって、主と私たちとの出会いが信仰と希望と愛をますます深めるものとなりますように。

そして、「キリストは本当によみがえられた」というこの新しい喜ばしいメッセージを、私たちの唇と生活そのものをもって宣言することができますように。







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