2010-04-01 16:21:55

聖なる3日間の典礼をテーマに、教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで31日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

復活祭を目前にしたこの集いで、教皇は翌日聖木曜日の主の晩餐ミサから始まる聖なる3日間の典礼について、その意味を解説された。

教皇のカテケーシスの要約は以下のとおり。

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親愛なる兄弟姉妹の皆さん

明日の聖木曜日から教会は復活祭前の聖なる3日間に入ります。聖なる3日間の儀式では主の受難と死と復活の神秘を観想し、沈黙の祈りに深く沈み、キリストの復活を迎える準備に入ります。

この3日間の典礼はキリストの救いのみ業、贖いと、新しい生命の約束を深く思い巡らすよう私たちを招いています。

司祭年を記念する今年、聖木曜日の聖香油のミサの最中、司祭たちが叙階式にした司祭としての約束を更新する時、それは特別な意味を持つことでしょう。すべての司祭たちがどこにいても希望と和解と平和のメッセージの使者として、キリストにますます近い者となることができますように。

聖木曜日の晩に捧げられる主の晩餐のミサは、聖体の秘跡と司祭職の制定を記念します。

聖金曜日の典礼は、キリストの救いをもたらす死の神秘の中に私たちを導き入れ、最後の晩餐とカルヴァリオでの主の死のいけにえとの間にある深い関連性を観想するよう私たちを招きます。

それに続く聖土曜日の深い沈黙、そして復活徹夜祭は、キリストの復活と、死と罪に対するその勝利を宣言します。     
死から満ち満てる生命への主の偉大な過ぎ越しを祝う準備にある私たちの心を、復活祭の喜びが満たしてくれますように。







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