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2010-02-22 19:00:40
四旬節:教皇「神の御言葉を心に留め、神に信頼する」
復活祭前の準備期間、四旬節に入って最初の日曜日、21日、教皇ベネディクト16世は正午の祈りを信者と共に唱えられた。
教皇は、復活祭をふさわしく迎えるための精神的刷新の時としての四旬節の意義を強調。この日のミサ中朗読されたルカ福音書(4,1-13)の、ヨハネから洗礼を受け聖霊に満ちてヨルダン川から戻ったイエスが荒野で40日間の断食を行ったエピソードを示された。
イエスが荒れ野で悪魔からたび重なる誘惑を受けたのは、御父から託された使命を徹底的に果たそうとする決意ゆえであり、キリストはまさに私たちを罪と、神を考えない生活への漠然とした誘惑から解放するためにこの世に来られ、そのためにご自身がまず悪魔と戦われたのであると教皇は述べられた。
そして、教皇はイエスが悪魔から受けた三つの誘惑、一つはパンの誘惑すなわち物質的誘惑、次にこの世の権力に対する誘惑、最後に、神の子であることを証明するために神殿の屋根から飛び降りよという誘惑について解説された。
これらの誘惑に対し、イエスはただ一つの真の基準、神の御旨に忠実であろうとする「従順」で答えていることを教皇は指摘。私たちも神の御言葉を心に留め、神に信頼するならば、あらゆる誘惑を退けることができると話された。
教皇は四旬節を神の声に耳を傾ける黙想期間とし、真理のうちに復活祭を迎え、自分たちの洗礼の約束を更新することができるようにと祈られた。
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