2010-02-19 18:26:44

教皇、6人の新たな列聖を承認


教皇ベネディクト16世は、バチカンで19日、福者の列聖をめぐる枢機卿定例会議を開かれた。

この中で、以下6人の福者が新たに聖人の列に加えられることが確認された。

・スタニスラウ・ソルティス(ポーランド1433-1489)
  ラテラン参事会員・司祭

・アンドレ・ベッセッテ(カナダ1845-1937)
  聖十字修道会・修道者

・カンディダ・マリア・デ・ヘスス・シピトリア・イ・バリオラ
 (スペイン1845-1912)イエズス孝女会創立者・修道女

・メアリー・オブ・ザ・クロス(メアリー・ヘレン)・マッキロップ
  (オーストラリア1842-1909)聖心の聖ヨセフ修道女会創立者・修道女

・ジュリア・サルツァーノ(イタリア1846-1929)
  聖心のカテキスタ修道女会創立者・修道女

・バッティスタ・(カミッラ)ヴァラーノ(イタリア1458-1524)
  聖クララ会・修道女

このたび、オーストラリアにおける初めての聖女となるマッキロップ修道女は、植民地時代のオーストラリアで、貧しい子どもたちに教育の機会を与え、その家族らにも奉仕した。また、当時誰からも省みられなかった刑務所収容者たちのためにも働いた。

アンドレ・ベッセッテ修道士は、神学校の門番や雑用係を40年務めたが、何よりも神の人としての恵みを輝かせた。聖ヨセフに対する深い信心を持ち、その取次ぎによって多くの人々が癒された。

カンディダ・マリアは貧しい人々への愛に満ち、子どもたちや若い女性の教育に尽くした。彼女の創立したイエズス孝女会の活動は、日本にまで広がっている。

ジュリア・サルツァーノは孤児院で育ったが、教育者としての優れた才能を持ち、貧しい人々に祭服などを縫うことを教え、その活動は教会内外で評価された。あらゆる人々に対し愛に満ちたカテキスタとして生きた。

バッティスタ・ヴァラーノは優れた神秘家として、キリストの受難の観想のうちに修道生活をおくった。

スタニスラウ・ソルティス神父は、学究に優れ、神学生や修道者らの教育に才能は発揮した。人文主義の最初の風が吹く時代、キリスト者としての確固たる思想を持ち、それをその生活を通して証しした。

これらの福者の列聖式は今年10月17日に行われる。







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