2010-02-18 17:17:17

灰の水曜日:教皇一般謁見・カテケーシス要約(2010.2.17)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日は灰の水曜日です。教会は復活祭に向けた準備期間、四旬節をこの日開始します。

四旬節は、聖パウロの言葉にあるごとく「神からいただいた恵みを無駄にしないように」、また、主が今日私たち一人ひとりを痛悔と回心、生活の改めに招いていることを思い起こさせます。

回心へのこの呼びかけは、灰の水曜日に灰を頭にかける時に使用される二つの式文の中に見事に表現されています。

最初の式文は、「悔い改めて福音を信じなさい」という言葉です。この言葉はキリストがその公生活を開始された時の言葉を反映しています。回心とは、キリストとの生きた関係に入るために、私たちの罪を心の底より悔やみ、永久に捨て去る覚悟を意味しています。キリストだけが私たちに真の解放と、幸福と、満ち満てる恵みをもたらすことができるのです。

二番目の式文は、より古い形式の式文で「人よ、あなたは塵(ちり)であり、また塵に帰るということをおぼえていなさい」というものです。これはアダムの罪の結果である死と惨めさを思い起こさせます。しかし、同時に私たちをキリストによってもたらされた復活の希望と、新しい生命、自由へと向かわせます。

四旬節の間、祈りと痛悔を心から実行し、教会の秘跡をより忠実に受けるよう努力しましょう。この特別に恵まれた時を通して、私たちの心が清められ、新たにされ、ふさわしく主の復活祭を迎えることができますように。







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