2010-02-03 18:36:23

2月3日 水曜一般謁見


2月3日水曜恒例教皇一般謁見

この日も朝方は気温が零下という寒い日にもかかわらず、バチカンのパウロ6世謁見ホールには、朝早くから、教皇の言葉に耳を傾けその祝福を受けようと世界各国から沢山の巡礼者たちが集まってきた。
謁見会場をくまなく埋め尽くした何千人という巡礼者たちの大歓声の中、にこやかに挨拶を送りながら会場に入場した教皇は、定刻どおり恒例水曜一般謁見を開始された。

はじめに各国巡礼団の紹介と聖書の朗読がそれぞれの国語でされ、その後教皇はイタリア語でその日のカテケシス(教会の教えの解説)を行われた。この日の教皇の中世カトリック思想家たちの生涯とその教説の解説を続け、先週紹介された聖フランシスコと共に中世カトリック教会を代表するもう一人の偉大な聖人聖ドミニコをカテケシスのテーマは選ばれ語られた。

聖ドミニコはスペイン出身の聖人で、福音の宣教と神学の研究を主な目的とする説教者修道会という新しい形の修道会を創立した。世紀を通じてカトリック教会の歴史の中で、この会から多くの優秀な説教家や神学者を出している。

聖ドミニコはその弟子たちに福音の観想と研究を進め、自ら観想し味わった真理を説教によって多くの人々に伝える使命を託した

教皇はこのカテケシスをはじめイタリア語で行われその後、その要約をフランス語、英語、ドイツ語、スペイン語でも行われ続いて各国巡礼団にはそれぞれの国の言葉で心のこもった挨拶を繰り返された。

謁見会場の最前列に席を占めていた病者たちや新婚のカップルにも、教皇はそれぞれ神の御言葉にしたがってそれぞれが置かれた境遇の中でキリストの福音に忠実に生きるよう、そこから大きな内的な喜びを見出していくよう勧め励まされた。そして、教皇は最後に謁見参加者一同と共にラテン語で「主の祈り」を歌い、教皇祝福を与えてこの日の一般謁見を終えられた。







All the contents on this site are copyrighted ©.