2010-01-05 18:01:08

「神を毎日生活の中に迎えて生きよう」教皇、日曜正午の祈り


今年最初の日曜日となった3日、教皇ベネディクト16世は正午の聖母への祈りを、バチカンに集った巡礼者らと共に唱えられた。

新しい年がすべての人々に実り多いものであるように祈られた教皇は、教会や世界、一般家庭の生活に問題はこと欠かないとしても、経済予測や運命論にではなく、イエス・キリストにおいて啓示された神に信頼と希望を置き、神を受け入れその恵みに協力していくことが大切と話された。

教皇は、神の叡智が「宿った」人類の歴史には「意味」があり、これこそが人類の希望の真の理由であると強調。

キリストの到来によって神の王国は歴史の中にすでに現存しているが、神の救いの計画は愛の計画であり、愛とは自由を生み自由に基づくものであるがゆえに、そのためにも人間は神を毎日生活の中に受け入れていく責任があると説かれた。

神の御子の受肉にはおとめマリアの受諾が必要であったことを示されながら、教皇は、神が「約束の地」に向けて私たちと共に歩まれる時、神はまず私たちの心の扉を叩かれ、大きなことにも小さなことにも必ず私たちの同意を待たれると話された。

神の御旨を常に謙遜と勇気をもって受け入れ、生活の試練や苦しみをも正義と平和の神の御国の到来に参与させることができるよう、教皇は聖母マリアに祈られた。







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