2009-12-22 18:06:50

教皇、ヨハネ・パウロ2世とピオ12世の英雄的徳を承認、列福手続き前進


教皇庁列聖省は、19日、列聖・列福調査の上で必要とされる奇跡および殉教、英雄的徳が認められた人々の名を発表。教皇ベネディクト16世はこの教令に署名された。

この教令では、新しく5人の列聖と6人の列福、さらに教皇ヨハネ・パウロ2世と教皇ピオ12世を含む10人の英雄的徳が承認された。

前教皇ヨハネ・パウロ2世の列福調査は、通常必要な死後5年の待機期間を免除され、2005年4月の帰天後間もない同年5月に開始が宣言された。今回、英雄的徳が承認されたことで「神のしもべ」から「尊者・神のしもべ」と呼ばれる段階に入り、列福への歩みは大きく前進した。この後、列福手続きを進める上で当人の取次ぎによって行われたとされる奇跡の承認が必要となる。

今回の教令で列聖に必要な奇跡が見とめられた「福者」は、以下の5名。
・スタニスラオ・ソルティス(司祭、ポーランド1433-1489)
・アンドレア・ベセット(修道士、カナダ1845-1937)
・十字架のマリア・マキロップ(修道女、オーストラリア1842-1909)
・ジュリア・サルツァーノ(修道女、イタリア1846-1929)
・バッティスタ・ダ・ヴァラーノ(修道女、イタリア1458-1524)

同教令で列福に必要な奇跡が認められた「尊者・神のしもべ」、また殉教が認められた「神のしもべ」は以下の6名。
・ホセ・トス・イ・ソレル(司祭、スペイン1811-1871)
・レオポルド・ダ・アルパンデル・サンチェス・マルケス(信徒、スペイン1866-1956)
・エマヌエレ・ロサーノ・ガリード(信徒、スペイン1920-1971)
・テレサ・マンガニエッロ(信徒、イタリア1849-1876)
・キアラ・バダーノ(信徒、イタリア1971-1990)
・ジョルジョ・ポピルスコ(司祭、ポーランド1947-1984殉教)

さらに、同教令で英雄的徳が認められた「福者」と「神のしもべ」は以下の10名。
・ジャコモ・イリリコ・ダ・ビテット(福者・信者、ダルマチア1400-イタリア1496)
・ピオ12世(エウジェニオ・パチェッリ、教皇、ローマ1876-カステルガンドルフォ1958)
・ヨハネ・パウロ2世(カロル・ヴォイティーワ、教皇、ポーランド・ワドヴィチェ1920-ローマ2005)
・ルイジ・ブリッソン(司祭、フランス1817-1908)
・ジュゼッペ・クアドリオ(司祭、イタリア1921-1963)
・マリア・ワード(修道女、英国1585-1645)
・アントニア・マリア・ヴェルナ(修道女、イタリア1773-1838)
・マリア・キアラ・セラフィナ・ディ・ジェズ・ファロルフィ(修道女、イタリア1853-1917)
・エンリカ・アルフィエーリ(修道女、イタリア1891-1951)
・ジューニオ・ティナレッリ(信徒、イタリア1912-1956)







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