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2009-10-19 18:03:05
世界宣教の日:教皇、教会の宣教への召命を強調
教皇ベネディクト16世は、バチカンで18日、日曜正午の祈りの集いを持たれた。
10月の終わりから2番目の日曜日、カトリック教会は「世界宣教の日」を記念する。この日は、すべての人に宣教の心を呼び起こさせ、世界に福音が広まるように祈ると共に、特に宣教者たちへの精神的・物質的援助、宣教者間の交流の推進などが呼びかけられる。
カトリック教会の「世界宣教の日」が記念されたこの日、教皇は普遍の教会が持つ宣教への召命を、教会共同体を構成するすべての人々に指し示された。
「諸国の民は、都の光の中を歩く」(黙示録21・24)をテーマに掲げた今年の宣教の日、教皇は、福音の光は人々の歩みを照らし、善良で慈しみ深い唯一の父なる神のもと、正義と平和のうちに一つの大きな家族をその実現に導くと話された。
教会は聖霊に導かれ、「聖霊によって与えられる義と平和と喜び」(ローマ14,17)である神の御国を告げながらイエスの業を続けるよう招かれていると教皇は強調。愛や自由、連帯、すべての人の尊厳の尊重などの中にこの王国はすでに現存するのであり、教会共同体はキリストの主権が完全に実現するまで働き続けなくてはならないと説かれた。
そして、教皇は世界各地で困難や迫害の中で福音宣教のために自身を捧げる多くの司祭、修道者、信者らを思い起こされた。
また、この日18日は典礼暦で福音書記者聖ルカが記念されることを指摘された教皇は、福音書の他、キリストのメッセージが世界に広がる様を語った使徒言行録の著者である聖ルカと、宣教の保護者フランシスコ・ザビエルおよび幼きイエスの聖テレジア、そして聖母マリアに、教会がキリストの光を人々の間にもたらし続けることができるよう祈られた。
さらに、教皇は現在バチカンで開催中の第2回アフリカ特別シノドス(代表司教会議)のためにも祈りを呼びかけられた。
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