2009-10-16 17:18:06

世界食糧デー:FAOに教皇メッセージ


教皇ベネディクト16世は、世界食糧デーにあたり、国連食糧農業機関(FAO)のジャック・ディウフ事務局長にメッセージをおくられた。

毎年10月16日、国連が制定する「世界食糧デー」が記念される。この日は、世界の食糧問題への人々の関心を喚起し、飢餓や栄養失調と闘い、すべての人々に適切な食糧条件が保障されるよう、連帯を呼びかけている。

教皇はメッセージで、経済と共にすべての分野に波及した今日の危機が、特に農業の世界に大きな打撃を与えている現状を見つめられた。

飢餓を撲滅することは人々に健康的な栄養摂取への道を開くことであるが、荘厳に宣言されたその人間の権利さえ、しばしばその実現から遠く離れていると教皇は指摘。

食糧を保証する上での基本要素、経済活動の一部としての農業を考えながら、限られた資源を責任と連帯、友愛をもって扱い、貧しい国々の農業を支援すると共に、飢餓の構造的原因を排除していく必要を強調された。







All the contents on this site are copyrighted ©.