2009-08-20 18:27:41

聖ヨハネ・ユードをテーマに、教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、カステルガンドルフォで19日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇はこの日典礼暦で記念された聖ヨハネ・ユードを取り上げられた。

「イエスとマリアのみ心」の使徒、聖ヨハネ・ユードは、17世紀のフランスを生きた。当時の30年戦争は、中央ヨーロッパだけでなく人々の心をも荒廃させ、キリスト教信仰に対する蔑視が一つの思想傾向として広がっていたが、一方でこの時代は聖ビンセンシオ・パウロや聖ルイジ・M・モンフォールら多くの聖人を輩出し、精神的刷新への熱意がかき立てられた時でもあった。

現在開催中の「司祭年」にあたり、教皇は特に聖ヨハネ・ユードが司祭たちの精神的支援の必要性を汲み取り、司祭育成を目的とした修道会と神学院を創立するなど、その先見的で献身的な努力に注目された。

また、同聖人がすべての人々、中でも未来の司祭たちに対してイエスとマリアのみ心を示し、その愛を司祭職を通して証しするよう勧めていたことを紹介された。







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