2009-08-19 18:24:28

教皇「聖人たちと共に、天に上げられた聖母に目を向けよう」


聖母の被昇天の大祝日の15日、教皇ベネディクト16世はカステルガンドルフォの離宮で、正午の祈りの集いを持たれた。

教皇はこの席で、聖母に人生の歩みを照らす希望の星として信頼を寄せ続けた聖人たちに倣い、聖母への熱い愛と崇敬を新たにするよう司祭や信者らに呼びかけられた。

教皇はこの日特に聖人の中でも、今年帰天150年を記念する聖ヨハネ・マリア・ビアンネ神父の聖母に対する考えや態度を振り返られた。

ビアンネ神父は聖母に対して常に崇敬の念と同時に親しみを持ち、聖母について語る時、喜びにあふれて疲れを知ることがなかったと教皇は述べ、「優しい聖母の心は愛と慈しみ以外の何ものでもなく、私たちが幸せでいることだけを望んでおられるのです。祈りを聞いてもらうには、聖母に向かうだけでよいのです」という、同聖人の言葉を紹介された。

また教皇は、「もし天国に行けなかったらどんなに私は悲しむでしょう。あれほど美しい聖母を見ることができないのだから」と言うまでの、ビアンネ神父の汚れなき聖母への憧れと、イエスの母マリアに対する子としての愛を見習うように招かれ、特にこの「司祭年」にあたり、被昇天の聖母に全世界の司祭を託して祈られた。







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