2009-08-04 17:23:40

「聖人たちに司祭の生き方を学ぶ」教皇、日曜の集いで


教皇ベネディクト16世は、ローマ郊外カステルガンドルフォで2日、アンジェラスの祈りを信者と共に唱えられた。

先月29日、夏の離宮に移られて以来、初めて行なわれた日曜正午恒例の集いは、世界各国の巡礼者はもとより、この日特産の桃の祭りを行なった地元市民らでいっぱいになった。

説教で教皇は、現在開催されている「司祭年」が教会と世界における司祭たちの使命を深く認識する機会となるようにと願われながら、典礼暦で8月前半に記念される聖人たちを司祭の生き方を考える上での模範として示された。

教皇はまず前日8月1日に記念された司教教会博士、聖アルフォンソ・マリア・デ・リゴリを挙げ、偉大な倫理神学の師であり、キリスト者と司牧者の愛徳の模範であった同聖人が、人々の信仰上の必要に常に関心を払っていたことを思い起こされた。

次に、イタリア・アッシジのポルツィウンコラ聖堂、または一つの小教区教会、あるいはフランシスコ会の教会に8月1日正午から2日深夜の間に巡礼することで、必要とされる条件のもとに全免償が与えられるという「アッシジの赦し」を教皇は紹介。この伝統は、すべての人々の魂の救いを願う聖フランシスコの熱い愛から生まれたものであったと話された。

さらに、教皇は8月4日に記念される聖ヨハネ・マリア・ビアンネに人々の注目を向けられ、今年帰天150年を迎えるこの謙遜な主任司祭の生き方こそ、すべての司祭の生活の模範をなすものであると強調された。

また教皇は、「感情的な愛でなく、実行を伴う愛によって魂は清められる」と言った8月7日の聖カエタノ、「彼が口を開くのは、祈りの中で神と話すため、または神のことを人に話すためであった」と言われた8月8日の聖ドミニコをも取り上げられた。

教皇は最後に、31年前の8月6日にカステルガンドルフォで帰天したパウロ6世の深い司祭性と、豊かな人間性を忘れることはできないと話された。

この日、教皇はポーランドの巡礼団への挨拶で、同国が1944年のワルシャワ蜂起からこの8月で65周年を記念することに言及。蜂起した人々の英雄性と国の強い精神からポーランドの自由が生まれたと述べた教皇は、人々の犠牲が同国に平和と発展の実りをもたらすようポーランド国民と祈りを共にされた。







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