2009-07-16 18:10:40

教皇、9月にヴィテルボとバーニョレジョ訪問


教皇ベネディクト16世は、今年9月、イタリア・ラツィオ州のヴィテルボとバーニョレジョを司牧訪問される。

ヴィテルボは、ローマの北西およそ80kmに位置する都市。同地には、13世紀、教皇の住まいが置かれると共に、聖座の実質的な機能が移された時期があり、歴史上の深い結びつきから「教皇の町」と呼ばれている。教皇選挙「コンクラーベ(鍵をかけて、の意)」の語源も、ヴィテルボで行なわれた教皇選出をめぐる出来事に由来する。教皇宮殿など当時を偲ばせる建造物が残っている。

バーニョレジョは、ヴィテルボの近くの町で、聖ボナベントゥラ(司教教会博士)の生地として知られる。

典礼暦で聖ボナベントゥラが記念された15日、ヴィテルボ教区は教皇訪問の詳細を発表。

これによれば、9月6日(日)午前、ベネディクト16世はヴィテルボに到着。教皇宮殿を訪問後、市民参加のミサを捧げられる。また教皇は、同市の保護聖人、聖ローザ・ダ・ヴィテルボの墓を訪れ、祭りで使用される有名な「サンタ・ローザの山車」をご覧になる。

午後、教皇はヴィテルボ郊外のクエルチャの聖母巡礼聖堂で観想修道会の修道女らと祈りの集いを持たれ、バーニョレジョに向かわれる。同地で教皇は聖ボナベントゥラの聖遺物の前で祈り、市民に挨拶をおくられる。そして同日夕方、教皇はカステルガンドルフォの離宮に戻られる。







All the contents on this site are copyrighted ©.