2009-07-15 18:23:28

ホンジュラスに対話アピール、教皇、日曜の集いで


教皇ベネディクト16世は、バチカンで12日、日曜正午の祈りを巡礼者らと共に唱えられた。

数日前に終了したイタリアのラクイラ・サミットに言及された教皇は、同会議が多くの緊急課題に対するグローバルで恒久的な解決策を話し合うものであったことを振り返られた。

教皇は今日の世界の諸問題の解決には、技術絶対主義ではなく、心と体を備えた「人間」の真の必要を考慮しなければならないと強調された。

人間の真の尊厳を尊重しない行為は、それが一見「愛の選択」を動機としているように思われても、実際には「物質的・機械的概念」の結果であることが多く、「真理なき愛徳」は人類の総合的な発展に悪影響をもたらすと指摘。

回勅「カリタス・イン・ヴェリターテ」にもあるように、神と神の被造物である人間を前にした倫理的責任に基づいた世界的視野の経済発展計画の必要を示された。

教皇はこの日、政情不安の続くホンジュラスのために祈りを呼びかけられた。教皇は同国の政治家とすべての市民に、忍耐強い対話と相互理解・和解への道を歩むよう招かれ、排他主義を乗り超え、共通善を粘り強く追求することが、平和的共存と真の民主主義につながると励まされた。

また、翌13日より北イタリア、ヴァレ・ダオスタのレ・コンブで夏期休暇に入られる教皇は、「離れていても祈りの中で一致していましょう」と信者らに挨拶された。

さらに、これに関連して、教皇は休暇中車で出かける人々に、慎重な運転と交通規則の遵守を促された。







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