2009-06-15 18:58:02

教皇「飢餓に苦しむ人々への連帯を」経済危機に関する国連会議を前に


教皇ベネディクト16世は、バチカンで14日、日曜正午のアンジェラスの祈りを巡礼者と共に唱えられた。

この席で教皇は、今月24日から26日にかけ、ニューヨークの国連本部で行なわれる経済危機に関する首脳会議を前に、貧しい人々への連帯を訴えられた。

教皇は、現在の経済危機が増え続ける貧しい人々への特別な配慮を高め、人間の尊厳に対する関心、公平な決議、資源の平等な分配を推進する機会とするよう、会議参加者と世界の責任者らに叡智の精神と人間的連帯を祈られた。

いのちのパンである聖体を記念する「コルプス・ドミニ(キリストの聖体)」の祝日をイタリアをはじめ多くの国の教会が祝ったこの日、教皇は世界で飢えに苦しむ何億もの人々を思い起こされた。

ここ数十年の努力にもかかわらず、飢餓人口が再び増加していることは受け入れがたい現実であると教皇は述べ、未来に基本的な食糧と尊厳ある生活をすべての人々に保証できるよう、今回の国連会議において世界が一致して必要な方策をとることができるようアピールされた。

また、教皇は、「イエスのみ心」の大祝日と「司祭聖化の日」である今月19日(金)より、「司祭年」が開始されることを改めて告知され、「アルスの聖なる司祭」、ヨハネ・マリア・ビアンネ神父(1786-1859)の帰天150年を機会に行なわれるこの特別年の霊的実りのために祈って欲しいと信者らに願われた。

そして、この年が司祭の使命の価値と重要性を深く考察し、教会に多くの聖なる司祭たちを与えてくださるよう主に願う機会としたいと希望された。







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